「ダサいものダサくないもの」by為末

現役続行を宣言した為末のblogにこんなことが書いてあった。

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2008.09.28
ダサいものダサくないもの

 ダサいとはどういう事か。美しくない、かっこよく見えない、そういうものを総じてダサいと呼んでいるのでしょうが、しっかりとした定義はありません。人によりけり、見方によりけり、時代によりけり。そんな曖昧なものが、我々の中にはコンセンサスとしてあって、しっかりと『あれ、ダサいよね』と理解しあえるようになっています。その正体はいったい何なのか。

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最近考えてたことだわー。
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(中略)

かっこいいとはどういう事か。ダサいとはどういうことか。それは普遍のものか。それとも思い込みの多数決か。ここに一つヒントをもらいました。

 自然界にあるものにダサさを感じない。とある方が話していました。それはそうだと納得しました。山を見たって河を見たって、昆虫や動物を見たところで、ダサいと思うことはありません。もし自然でそう思うことがあるとすれば、そこに置いてある人間が作った建築物や何かがせいぜいでしょう。

 これはどういうことか。人が作ればダサくなり、そうでなければダサくない。人が作ったところでかっこいいものはもちろんたくさんありますが、人が作っていないものにもあります。けれどもダサいものはすべて人が作っています。

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じゃあ、自然が作った人間ってみんなかっこいいのかな。

うーん、人間として、生物として、かっこよくありたいものだ。